取得しておきたい介護福祉士

介護福祉士

介護福祉士は介護・福祉分野の国家資格であり、法律では介護福祉士の名称を用いて専門的知識及び技術を持って身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある方に対して心身の状況に応じた介護を行い、並びにその介護者に対して介護に関する指導を行うことと定められています。法律上の記述だとわかりにくいですが、つまり介護福祉士は直接介護を行う介護職の中で最上位に位置する資格となります。
直接介護は単に食事や排泄、入浴のお世話をするだけではなく、利用者とそのご家族の方に対して自立支援に向けた介護技術や指導、助言を行うことも介護福祉士の特徴となります。全て根拠に基づいた質の高い介護の実践を目指して自らの知識や技術を向上させる努力が必要となります。

最上位の介護技術と知識を身につけられる

直接介護の中では最上位に位置する介護資格ですので、直接介護に関する介護技術と知識は質の高いものを身につけることができます。介護福祉士を受験するには介護職員初任者研修を含めた450時間の研修を修了しているか、所定の専門的教育課程を経ていることが条件となっています。そしてこの受験資格をクリアして筆記試験と実技試験に合格して得ることのできる国家資格となっています。資格を取得する過程で介護に関する高い知識と技術を身につけることができ、そしてその確かな知識と技術を証明することのできる資格です。

給与と待遇が上がる

国家資格を取得していることでもちろんその技術が証明されているため、給与と待遇にメリットがあります。資格手当がつくこともあり、無資格で働いている人や介護職員初任者研修取得者と比べて給料が高い施設が多くなっています。
そして管理職になりやすいという面もあり、サービス提供責任者や生活相談員などの事業所に配置義務のある役職は介護福祉士などの有資格者でなければいけないものがあります。介護福祉士の資格を取得していることで管理職として想定することが多いので、管理職としてさらに給料が上がったり待遇に恵まれることが多いです。

ケアマネジャーを目指すことができる

介護業界は今まで介護実務を3年以上経験してから介護福祉士を取得して、5年の介護実務を経験してケアマネジャーを目指すことを目標としてキャリアアップする人が多いです。しかし現在は介護実務を5年経験してもケアマネジャーを目指すことができず、介護福祉士や社会福祉士などの国家資格を得てから5年の経験が受験資格になります。そのためケアマネジャーを目指すことを考えても介護福祉士はとても重要な意味を持つ資格になります。