生活相談員
2018/03/17
生活相談員
生活相談員は介護施設の利用者の受け入れに必要な説明や契約などを行う施設の窓口となります。生活相談員は介護職の中でも人気の職種ですが、特に生活相談員という資格はありません。しかし生活相談員として働くためには資格要件を満たさなければなりません。
まず厚生労働省が認めている資格は社会福祉士と精神保健福祉士、そして社会福祉主事任用資格の3つとなります。厚生労働省が認めている資格ですので、どこの現場でもこの3つの資格を取得していることで働くことが認められます。また、自治体によって条件付きで認められている資格や経験があります。これらは自治体によって変わりますので、自分が働いている職場の自治体を確認して条件を満たしていることで働くことができます。例えば北海道では厚生労働省が認めている資格以外は認めていないですし、愛知県では保育士の資格を所有していることで生活相談員として働くことが認められています。
仕事内容
生活相談員の仕事内容は介護サービスを必要としている高齢者やそのご家族の方の相談に応じて、安心して生活を送れるように環境を整える仕事となります。利用者によって何を求めているのか、ニーズが変わりますので支援の計画を立案したり実行することになります。この仕事をするためには施設内の職員やケアマネージャー、その他外部機関との連絡や調整をすることが必要となります。もちろん入所や退所に関する手続きも行います。また事業所によっては利用者に対して直接介護をするなど、現場に出て行く仕事も含まれる場合もあります。
やりがい
事業所と利用者、そのご家族の方をつなぐ架け橋となる役割になります。そして利用者とご家族の方が必要とするサービスを提供して支援をすることができるため、相談して良かったと言われることはとても大きなやりがいにつながります。利用者やご家族の方だけではなく関連する機関の担当者など、関わる人が多いため介護に関するそれぞれの多様な価値観を知ることができるので成長することもやりがいになることが多いようです。
生活相談員が活躍する場所
生活相談員として働ける職場は多岐に渡っているため、その分働くことのできる職場は多くあります。デイサービスやショートステイなどの施設から、特別養護老人ホームなどの利用者が暮らす施設なども含まれます。そして介護施設だけではなく、病院やクリニックなどの職場でも生活相談員として働いている人もいます。